この映画は、ドキュメンタリー映画だと思ってたんですけど、観てみたら全然違いました。ドキュメンタリーだと言えばドキュメンタリーですけど、イメージしてるのとは違います。
アル・ゴアによる大学の講義を記録して、いくつかの映像やコメント、伝記的要素を追加したような構成。
実際にアル・ゴアがアメリカ中、世界中でやっている講演をスタジオで映画用に撮影したようなものです。
だから、内容は一言で言えば「ゴアが喋り続ける」って感じ。
でも、その講演の内容は素晴らしい。
彼の訴えの正当性は認めなければいけない。
楽しい映画ではないけど、これは21世紀の世界を担う僕らは観なければいけないと思う。
アメリカ的なレトリックや、アメリカ的な浅い笑いの要素はイラっとするし、地球温暖化の最大の原因でありながら最も無関心でいるアメリカ国民に向けての講演だから、日本人やEU圏の人が見るとアメリカが悪いような多少してしまうけど、それはこらえなければいけない。
世界でCO2を多く排出している4つの地域のうちに、日本は入っています。
だんとつで多いアメリカ、残り3つは同じ程度。
ですけど、その3つはEUとロシアと日本。
小さい日本がたった1国で、EUとロシアに肩を並べてしまっている。
日本は自動車や電化製品の開発では、世界でトップを独走する省エネ大国ですけど、同時に多くのCO2を排出する国でもある。
中国は農村部の人口で割るから小さく見えるだけですけど、実際は石炭の消費量を考えたら日本よりは排出しているかもしれないけど、日本は中国よりも先に発展できた国だから、中国と比べてはいけない。
むしろ、これまでに日本が排出してきたCO2を考えたら、今の中国が排出するCO2を全てイーブンにできるくらいの努力をしなければいけないと思う。
それくらいの覚悟をしなければいけない。
僕は一度カナダに旅行したことがあります。
そこで、ロッキー山脈にあるコロンビア大氷河という氷河を見ました。
世界有数の大氷河で、端っこにだけ人が降り立つことが許されているんですけど、そこからみえるのはほんの一部。
氷河の全貌というか、メインとなる場所すら見えないほどの大きさでした。
でも、そこに行く途中、何年か前まではここから氷河だったという場所を教えられた時にそれが信じられませんでした。
そこから氷河まではまだまだ距離があったからです。
遠すぎて、逆に地球温暖化の影響を実感することができませんでした。
信じられなさすぎて、空想的な響きを残しただけでした。
でも、この映画を観て、その空想的な響きが突然現実のものとして反響して、あの氷河が失われてしまったことを実感しました。
温暖化は、確実に進んでいて、しかも加速している。
先進国に生きる人間は、幸い自分の生命維持に努力する必要がない。
アフリカの貧しい人たちに温暖化防止のための活動を求めるわけにはいかないし、今発展しようとしている最中の中国やブラジルにそれを強いるのも無理な話。
現実的に考えて、先進諸国が努力するべきであって、それが一番の課題。
国としての努力、特に日本だと企業としての努力に頼りすぎだけど、個人が努力できることもある。
僕たちは地球を守るために具体的な行動をしなきゃいけない。
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパンドキュメンタリー映画(俳優)アル・ゴア(俳優)デイビス・グッゲンハイム(監督)発売日:2007-07-06
ゴアが書いた著作の方↓














>楽しい映画ではないけど、これは21世紀の世界を担う僕らは観なければいけないと思う。
べろ?さんのような次代を担う若い人がこういう心意気だと頼もしいですね。
昨年、東工大の学園祭に行った時に、CO2削減技術で日本は世界の最先端を行っており、無償で中国企業に対して技術供与を行っているという話を聞きました。日本は小さな島国ながら工業立国として自然破壊に荷担してしまった歴史がありますが、今後はこれまで培った技術で世界の環境保護に貢献できるかもしれません。
諦めずに、ひとりひとりが地球環境を守る為に何ができるのか、考えることは大事ですね。この映画がそのきっかけになれば良いですね。
高校生の息子は学校の物理の授業でも、この映画のDVDを見たそうです。因みに映画館で見た人はクラスの中で息子ただ一人だったそうです。これにはちょっとガッカリ。もっと若い人にこそ関心を持って欲しいですね。
自分たちが生きている時代にCO2を削減しなければ、ツバルやヴェネツィアやオランダがなくなってしまうという現実に向き合わなければなりませんから。
日本は、太陽光発電の技術では世界でトップだそうです。でも、その技術を普及させるための社会的要素ではドイツが世界トップだそうです。
太陽光パネルの設置に行政が補助金を出すドイツと自腹の日本では、現実的にCO2削減を実行できる能力が違います。
日本はもっと真剣にこの問題に取り組まなければいけないと思います。
この映画は理解できる人にはかなり啓蒙的な力を持っています。
でも、アル・ゴアに反発する勢力のように現実を歪めてでも目の前の問題から自分を遠ざけようとする人たちがいる限り、全ての人がこの問題に取り組むことはできません。
クラスに1人しかいなくても、1人がする努力は必ずしも1人分の効果しかあげないわけではないと思います。
人は人の影響を受けるものですから、1人がやればもう1人取り組む人が出てくるかもしれないです。むしろ1人でもいることはいいことですよ。
アメリカの自動車業界には1社もこの問題に取り組む会社がなかったわけですから。
>クラスに1人しかいなくても、1人がする努力は必ずしも1人分の効果しかあげないわけではないと思います。
人は人の影響を受けるものですから、1人がやればもう1人取り組む人が出てくるかもしれないです。むしろ1人でもいることはいいことですよ。
この部分、息子によく言い聞かせておきます(笑)。親としては、子供にいろいろなことを見聞させたいと思い、幼い頃から国内外を旅行したり、映画館、美術館、博物館、音楽会に連れて行ったり、さまざまなイベントに参加させて来ました。いつの日かそれらの体験(及び彼自身の学び)が実を結んで、多少なりとも世の中に貢献できる人になって欲しいなと思っています。
ぺろさんも頑張って下さい。